Zen2搭載!Ryzen 3 3100/3100Xがやってきた!ベンチ性能もあるよ

Zen+の3200Gみの発売に耐えていた皆さん!朗報です!

低価格帯の星Ryzen3のZen2版がようやく登場しました!

公式サイト
Ryzen 3 3300X
Ryzen 3 3100

 

というわけで、ネット上の適当な情報をまとめていきましょう!

カタログスペック

まずはカタログスペックから。

大きな変更点は、下の4点。

・CPU設計がZen2に。
・基本クロック上昇。
・拡張スロットがPCIe4.0に対応(要対応マザーボード)。
・最大メモリー帯域が3200MHzに。

ひとつづつ見ていきましょう。

・CPU設計がZen2に。

これはZen+→Zen2の性能向上が著しいため、処理性能や電源効率が向上するね。 Ryzenの各世代で設計が異なるため、特にシングルスレッド性能に顕著に差が表れるね。 後述のベンチマークで比較しよう。

・基本クロック上昇。

これはオーバークロックをしないユーザーとしてはありがたい部分です。 特にいじらずとも高クロックのCPUが手に入ります。 これもベンチマークに反映されていると思われます。

・拡張スロットがPCIe4.0に対応(要対応マザーボード)。

これは恩恵が得られるかどうかに個人差が出るかと。
拡張スロットの帯域がPCIe3.0→4.0で倍になるのですが、PCIe4.0対応製品が少ないことが問題となります。

少なくとも、グラフィックボードに関しては対応製品がごくわずかで、多くのユーザーは現状では恩恵が得られないと思われます。

ただし、PCIe接続のSSDを使用しているような大容量のデータの高速読み込みが必要となる一部ユーザーには大きな恩恵が得られます。
PCIe4.0対応のSSDはすでに複数発売されているため、選択肢もあるからです

問題は、PCIe3.0接続のSSDで転送速度に困るようなユーザーがRyzen3を選択するのか、という点にあるね。
しいて言えば、ロード時間をなくしたいゲーマー向けですかね?
多分SSDを良くする価格差をRyzen5を買うお金の足しにした方が快適になるようには思うけど…。

・最大メモリー帯域が3200MHzに。

実際のところ、メモリー性能はRyzenに影響を与えます。 ゲーム性能は以下の動画のようにフレームレート改善につながります。

Benchmark様の検証動画

https://www.youtube.com/watch?v=kP9F0h7qP_g

Testing Games様の検証動画

https://www.youtube.com/watch?v=S0WZNwb_6XU

だいたい、2666MHzから3200MHzで十~数%程度の向上ですかね?

まあ、こちらもRyzen3を選択する人であれば、高クロックなメモリー自体、選択肢に入らないように思います。ちょっと高かったりするからね。
メモリ容量を増やしたり、メモリー1枚で運用している場合は2枚にしてデュアルチャンネル駆動させる、などの対策の方が安価に性能向上を期待できると思われます。

 

というわけで、総合すると、

・CPU設計がZen2に。
・基本クロック上昇。

の2点が低価格帯を目指すユーザーには恩恵となるかと。

 

ベンチマーク

それではベンチマークを見ていこう!わくわくだね。

ベンチマークのスコアはcpu-monkey様のサイトのR20部分のみ引用しました。 https://www.cpu-monkey.com/en/cpu-amd_ryzen_3_3100-1344

多分他のサイト(例えば パソコン選び方・購入ガイド様https://pcrecommend.com/cpu/ )でも同じように比較が出来るかと。

まずはシングル性能

Cinebench R20 single  
Intel Core i3-10100 448
Intel Core i3-9100 445
Intel Core i5-9400F 423
AMD Ryzen 3 3100 444
AMD Ryzen 3 3300X 491
AMD Ryzen 3 3200G 390
AMD Ryzen 3 1300X 360
AMD Ryzen 5 1600 357
AMD Ryzen 5 2600 374
AMD Ryzen 5 2400G 391
AMD Ryzen 5 3400G 412
AMD Ryzen 5 3600 478
AMD Ryzen 7 1700X 344
AMD Ryzen 7 2700X 411
AMD Ryzen 7 3700X 509

これを見る限り、intelのCPUとは大差が無いが、旧世代のRyzenと比べて高いことがわかるね。
シングル性能が必要なゲームや処理を行う人は純粋に乗り換えを検討してもいいかと。

※ Ryzen 3 2300xのベンチは見つからなかった。ごめんね。

次にマルチ性能

Cinebench R20 multi  
Intel Core i3-10100 2284
Intel Core i3-9100F 1630
Intel Core i5-9400F 2407
AMD Ryzen 3 3100 2154
AMD Ryzen 3 3300X 2341
AMD Ryzen 3 3200G 1455
AMD Ryzen 3 1300X 1357
AMD Ryzen 5 1600 2501
AMD Ryzen 5 2600 2736
AMD Ryzen 5 2400G 1922
AMD Ryzen 5 3400G 1956
AMD Ryzen 5 3600 3689
AMD Ryzen 7 1700X 3336
AMD Ryzen 7 2700X 3951
AMD Ryzen 7 3700X 4834

見たところ、第10世代のi3、第9世代のi5と同等、第9世代のi3と旧世代のRyzen3からの乗り換えには効果がありそう。
流石に旧世代Ryzen5やRyzen7には勝てていないようだね。

※ Ryzen 3 2300xのベンチは見つからなかった。ごめんね。

 

総合すると、

intel CPUを使用している人

i3-9100Fを使用しているなら、マザボとCPU交換で乗り換えていいかも。
その他だと、CeleronとかPentiumを使っていない限り検討しなくても大丈夫かな?
3300Xへの乗り換えならi5使用者でも十分に効果がありそうだね。

旧世代Ryzenを使用している人

旧世代Ryzenを使っていて、とにかくシングル性能が欲しいのであれば乗り換えを検討していいかもしれない。
マルチ性能についてはRyzen3でない限り乗り換えは検討しなくて大丈夫そうだね。
しいて言えば Ryzen 5 3400G/2400Gについては乗り換えを検討してもいいかもね。
ただ、このCPUを使う人は省スペースか費用削減だから、3100とかに乗り換えるにはグラボも買わないといけないので選択肢外かも?

 

※余談だけど、筆者はRyzen 7 1700Xを使っているんだけど、 Ryzen 5 3600のシングル性能とマルチ性能共に負けていることに気が付いて悲しい気持ちになったよ。

 

発売日

発売予定日は2020/5/21だそうで。待ち遠しいね。

 

値段

Ryzen 3 3100: 99ドル(日本では税別8980円)、

Ryzen 3 3300X: 120ドル(税別1万3980円)

3100はintelのCore i3 9100Fと値段を被せてきた感じかな。 コスパ的にはどちらもいい感じだと思うよ。お財布と相談しよう。

 

 

現状、パッと集めれた情報はこれくらいかな?

見たところ、intelのCPUに大きなこだわりが無いのであれば買い控える理由はそんなにないね。 個人的にはGTX1650辺りと組み合わせれば数年前のゲームとかなら大体動いてくれるPCが格安で組めるかと。 パーツだけなら5万円前後とかにできるんじゃないかな?

それでは。

追伸、追加で調べてほしいこと、訂正、誤字脱字があったらコメント頂戴ね。